ソニーRCD-W50Cと W500Cの 修理


 

■2023年5月11日 記事 書き込み完了
※2023年5月8日 RCD-W500CのCD-Rドライブの修理が成功をしたので今、記事を書いています。 その記事が書き終わると、このページのトップタイトルを変えます= RCD-W500C と rCD-W50C 修理 に変えます。

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ソニーRCD-W50C やっと半分攻略

▲ 写真はRCD-W500CのものですがW50Cと全く同じなので使います

個人的にはソニーのRCD-W500Cをなかなか攻略できません。なので少しいじっては放置して、放置と ちっょといじる・・を繰り返してすでに2年近く? 本当に長期に渡って格闘中です。

 

W500Cは2台手に入れて1台は完全に分解をしてジャンク。 後の一台はチェンジャー部が全く機能しなくて、CD-Rドライブ側が再生機として使える状態です。 CD-Rへの録音もかすかに出来た様な気がしますが、今はその状態を忘れました。なので放置状態です。
その様な状態の中において、W500Cと全く同じ性能のW50C 2002年製の個体はチェンジャー側は正常に機能。なのでチェンジャー機として使っていました。 CD-R側は再生が可能です。しかし録音は出来ません。録音出来た様にみえても再生をするとNGです。

よってW50Cは再生機として使っていました

 

しかし数日前、とうとうチェンジャー側が使えなくなりました

 

W500Cが攻略出来ていないので、ダメもとで調べる事にしました。 トレーも出ない。中に入ってるCD-Rの切り替えも出来ない。 CDキャッチは少し回っているという状態でした。

ベルトは4本です ①側に3本 ②側に1本です

③の黒いトレーは置いているだけなので簡単に外せます。

チェンジャーが機能しなくなったのはゴムベルトの劣化でした

 

そのゴムベルト、見た目と触った感触ではまだ使える感じでしたが、バンコードでベルトを作り交換してみると、なんと! 機能しなかった事がウソの様に、問題なくチェンジャーが動き始めました。

 

CD-Rは簡単に読み込んで認識します①  ②のCD-R側は元々使えました
 
▼ 今、4番のトレー②を出しています。 ①がそのトレーが出た状態です。

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あれだけW500Cが攻略できなくて苦労をしていのにベルト交換だけでチェンジャー機能が復活をしたのには驚きです。

 

前 前からベルト交換をしてみたいなと思っていましたが、何か面倒な感じにして交換をためらっていました。

 

しかし今回はもう、ベルト交換をしなくてはいけない状況になったので交換をしました。その交換が成功でした。
この機種、ゴムベルトがまだ使えそうに見えても、ゴムベルトの劣化でもってチェンジャー機能が使えなくなっているのかもです。(※W500Cも今回作成した番コードのベルトを付けてテストしましたが、チェンジャー機能は作動しませんでした。W500Cは別の問題がある様でした。)

 

W50C チェンジャー機能が復活をしたことで半分、攻略できたことになります。攻略までに長い時間が掛かりました

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今回の作業、少し紹介をします

 

外すネジは赤い印の付いた8本です。 ①はメカの側面にコンデンサが1本  50/10が1本あります。交換が簡単なので交換をしました。

前面の方のプレートを外すと ①側のゴムベルトが見えます(写真ではすでに番コードで作ったベルトを装着しています。)
③の黒いトレーを外すと②側のベルトが見えます。(③の黒いトレーはポン!と 置いてあるだけなのて簡単に外せます。)

 

▼ ①のレンズカバー、最初、見ると、不思議に感じると思います。カバーでレンズが隠れているからです。 しかし、ピックアップレンズが読み取りを始めて、②の番号が示す方向に移動を始めると①のレンズカバーは開いて、レンズが読み取りを始めます。

 

①のCDクランプの③の部分に少し=ツメ が見えます。 そのツメは、④の部分にツメが入る溝があります。 見れば簡単に分かります。なので組み立てる時には③のツメを ④の溝に入れて組付けます。
※①のCDクランプを身く付ける時は、トレーを戻しておく事を忘れない様にします。一度間違えて、トレーを戻さないでCDクランプを組付けたのでまた分解をしました。

 

▼ 外した黒いベルトを見たり、触ると、まだ使えそうな感じを受けます。 しかし実際には劣化により張力が不足していたからギャーが回らなかったのだと思います。

 

①はバンコードで作ったベルトです。 小さいベルトの直径② ノギスでは53ミリくらいですが、50ミリくらいのベルトです。 この小さいベルトが3本使われています。

 
▼ 大きい方のベルトは①80ミリぐらいと思います。

以上の様な感じで作業をしました

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バンコードでのベルト作りを少し説明します

▼ 半田ごての先に、カッター内部の刃先を折って、クリップで取り付けます。

刃先(青色)が熱くなり、バンコード(紫色)を刃先の両側から、チョン、チョンとい感じて当てて、少しずつ溶かし、頃合いを見て、両手の指先に持っているバンコードの溶着面を合わせて溶着をしますが、今まではその合わせるのを空中で行っていた為に、溶着面がズレルのが難点でした。

 

▼ 下の図はバンコードの溶着面のズレを防ぐ方法です。
厚紙や 何かの台の上で溶着面を合わせてベルトを作る方法です。 ①が先端を溶かしているバンコードです。厚紙などの上にバンコードを置いて合わせるとズレが気にならないほどのズレになります。
▲ それでもズレが気になるのなら、②の様に厚紙を2段にして、溶着面の膨らみを逃がす為の溝を作り、ベルトを作ります。
※溶着面の膨らみ部分の修正はニッパで大丈夫です。 膨らみ部分をよく切れるニッパであれば、そのニッパで切り取るだけでベルトとして使えます。

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2023年 5月8日 あれほどに修理が困難だったrCD-W500CのCD-Rドライブの修理が、rCD-W50Cの修理をキッカケにして成功をしました。CD-Rの読み取りも正常。 ブランクディスクも問題なく認識。そして最高にうれしいのが録音が何の問題も無く成功をすることです。

 

※録音中の写真は写していないので後でUPします。
▲ ①=CD-Rも認識、録音の赤いLEDも点灯しています。 ②のレベルメーターも振れています。 ③=トラック数や時間も正常です。

 

最初に修理を始めた時の写真があるので修理の記事に使います

 

▼ rCD-W500C も、最初は録音出来ないとしても①や ②が示す様にCDチェンジャー側は正常に使えていました。
※しかし、RCD-W500Cの初号機でもすでに20年近くが経過をしています。 最初の時にゴムベルトを交換をしていればRCD-W500Cの修理も複雑化をしなくてよかった様な気がします。
(※CD近く側に使われているゴムベルトは4本です。なので交換が面倒に感じて交換をためらっていたのが、問題を複雑化させていた様です。)
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この様に修理の目途が立つまでに2年間かかりました

(少しいじっては調子がよくないので放置。またしばらくして、いじり始める。しかしまた放置。その様なことを繰り返していたので2年間かかれました)

 

近く側の修理(ベルト交換)については最初のRCD-W50Cのベルト交換を見て下さい

 

※ちなみに、rCD-W500Cのチェンジャーはまだ故障をしたままですが、修理の様子を記事にします。

これが5枚のCDを入れるチェンジャーメカです。 ※ゴムベルトは外しています

 
▼ チェンジャーメカの下には、①の様な基板があります。
 
▼ その基板のコンデンサ交換には、モーター端子のハンダを吸い取り基板を外します。 ① ②がモーター端子です。 ③の銅線によってモーター端子のハンダを吸い取ります。 ④は、フラットケーブルにマジックで線を書いておくと、組付け時に、フラットケーブルを差し込む量が分かり便利です。※差し込み不足もないし、必要以上の無理な差し込みもなくなります。

 

▼ 製造年の違いにより、基板の色が少し違います① と ②。また、③ と ④のコンデンサもグレードは同じと思いますが、-端子を示す色が違います。

 

▼ チェンジャーのベルトは、輪ゴムの径と同じくらいなので輪ゴムで代用をしていました。
 ▼ 輪ゴムを代用しているところです。

※最初から適正なゴムベルトを使っていれば、チェンジャーメカの修理を複雑化しなくてよかったのかも知れません

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▼ チェンジャーメカの様子です。 ①にもゴムベルトがあります。 ピックアップにはレンズカバーがあります。CDを読み取る前では、レンズを保護しています。 CDを読み取り始めるとカバーは開きます。
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次に、CD-Rドライブ側の説明に入ります

 

①のメイン基板はRCD-W500C と rCD-W50Cは まったく同じです。 ※たぶん・・・rCD-W500Cが国内販売用。 rCD-W50Cが海外販売用と思います。
▲ CD-Rドライブの上フタは2分割です。 後方のフタはネジ1本で止まっています② ②の矢印は=前フタの下側に差し込まれていまする(※前フタとは=CDクランプがある方のフタです)
CD-Rドライブの上側にある2枚のフタを外すと、写真の様になります。 両サイドに「ツメ」があります。※このツメは前側のフタを止める時に使うものです=このツメによって前フタを止めているネジはありません。※このツメは写真では見えませんが前後に有り=合計 4か所のツメになります。 このツメによって前フタはネジを使わないでドライブに止めています。

 

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CDドライブを本体から取り出すのには

 トレーの前フタを外しておく必要があります。

※しかし運悪く、電源が入らない様になった状態でも、この様にすればトレーを出すことが出来ます。

 本体の底裏には、①のような溝があります。 その溝にマイナスドライバなどを指しこみ、白いレバーをスライドさせるとトレーが出ます。 そしてトレーの前フタを外して、CDドライブを本体から取り出します。

▲ 上の①の穴の中には、▼の様に、ドライブの底にも溝があり=①のトレーを出す為のレバーがあります。 そのレバーを矢印方向に動かすことによって電源が入っていないドライブでもトレー②を出す事が出来ます。
 
ドライブの底はこの様に見えます。 「線」という文字が3ヵ所見えます(フラットケーブルに引く=この線はフラットケーブルの差し込み量を知る為のものです)
①と ②のフラットケーブルの、ソケットからの抜きと、差し込みには最大の注意です。
③はトレーを出す為のレバーです。
※ 書き込みを追加します。 説明の矢印は無いですが、真ん中のフラットケーブル=ピックアップからのフラットケーブルを外すソケットは=ロックツメを手前に少し引いてロックを解除するタイプです。 その手前の引きしろは=1ミリくらいです。ツメの引き過ぎには注意です。
と言うのも、①と ②のフラットケーブルのペラペラ感があり、フイルムのペースが薄くて直ぐに曲がるし、折れ曲がりクセが付く様な感じのフラットケーブルです。
更にこのフラットケーブルの長さは、中にあるメカからの寸法がギリギリに作っているので、フラットケーブルをソケットに戻す時=ソケットに差し込む時はかなり苦労をします。
なので、このフラットケーブルの先端には少し加工をした方が良いかもしれません。 つまり、先端の部分に別のプラスチック板を貼り、差し込む部分の強度を上げる為です。= その様に強度を上げる事により、ラジオペンチで先端を挟み、ソケットに差し込む方法が使えるからです。
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その、フラットケーブルの補強については下のリンク先の最後の部分に説明をしています

 

分割 その2)UDCM-M10 / -M10e 修理  2022/12/09

※ページのタイトルの部分にポインタを当てると、タイトルにアンダーラインが出ます。 そのタイトル部分をクリックすると、フラットケーブルの補強についての説明をしているページにジャンプをします。(記事の量が多いのでパソコンによっては読み込みに少し時間が掛かるかもです)
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①と ②は、説明したペラペラ感のあるフラットケーブルです。

③と ④は、説明をした様に=別のプラスチックの板を貼って補強をする部分です。

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▼ フラットケーブルの補強は普通=1枚のプラスチック板を貼りますが①、 W500Cや W50CのCDドライブのフラットケーブルは短くてソケットに差し込みにくいので、ラジオペンチでフラットケーブルを挟んでソケットに差し込みますが、補強板が片側だけなので、フラットケーブルが傷むのが心配な場合には=②の様に下側からもプラスチック板を貼り、プラスチック板を2重にするとラジオペンチで挟んでもフラットケーブルが傷つく事がないので安心できると思います。
CD-Rドライブのメカを元に戻す時、⑤のソケットの差し込みを忘れない様にします。 忘れるとまた、ドライブを本体から外す必要があります。
※ドライブを本体に組み付ける前であれば、⑤の差し込み忘れがあったとしても、ピンセットやラジオペンチでもって、ドライブの底板などを外さなくてもモーター側のプラグをソケットに差し込めます。
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▼ コンデンサを交換する前の=CD-Rドライブの基板の様子です。 コンデンサは見かけ以上に多くて、19個あります。

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今回、CD-Rドライブの修理が成功しましたが、コンデンサ交換は3回行いました

 

CD-Rドライブのコンデンサ交換では=表面実装の代用として小型コンデンサも使います。 ※しかし同じ容量のコンデンサでも=耐圧の違いや メーカーの違い、グレードの違いによって=見かけの容積(外観的な大きさ)が違います。

 

▼下の写真のコンデンサは2回目くらいの交換で使ったものですが、これらの使用ではCD-Rドライブでの録音に不安や 動作不安定の状態が出て、録音が可能という状態ではありませんでした。 なので長い間放置状態にしていました。

3回目のコンデンサ交換でCD-Rドライブの修理は成功しましたが、2回目の時のコンデンサはほとんど外して=新たに別のコンデンサを使いました=表面実装も使いました。

小型コンデンサもなるべく耐圧を合わし、同じ容量でも見かけの容積が大きいものを使いました。

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※製造年の新しい機器は「省エネ」を考えて、消費電力も小さくなっています。 その低消費電力に合わせてコンデンサも小型化をしています。 しかし古い機種の場合には低消費電力を考えていないので、モーターなども今と比較をすると電力を多く使います=それは当然に電気を多く使います=それは、コンデンサをあまり小型のものを使うと電力が不足するという問題もあるのかもです(※素人考えなので、その考えは正確ではありませんが)

■とにかく、CD-Rドライブに使う小型のコンデンサもあまり小さいものは避けて=見かけの容積が大きいコンデンサを使うと安心できるかもです。

 
▼2回目の交換の時、①のコンデンサ=規格は 6.3Vか? 10V耐圧の22マイクロファラッドでしたが、見かけの容積が小さくて、使うのに心配が残っての使用でした。
※なので今回(交換作業を優先して写真は写していませんが)、16ホルト耐圧の22でも見かけの容積が大きい物を使いました。
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別の所でも紹介をしていますが、表面実装のコンデンサを外す場合には=半田ゴテを2本同時に使ってコンデンサを外します。

※表面実装の周りには、非常に細かいブロックコンデンサが多くあるので、半田ゴテを当てない様に細心の注意をします。
▼写真には番号を付けていますが、見れば直ぐに分かると思います。

▼2個目の表面実装を外しているところです。

 

▼ 表面実装を外すと、写真の様に端子にハンダ盛りをします

※たっぷりとハンダを盛ります。 端子に半田ごての先端を当てておき、ハンダを送り込むとハンダが盛り上がってきます。 ※ハンダ盛りの量は大き目の方が良いです。
※表面実装を外した後、小型コンデンサを使う場合でも、同じ表面実装を使うとした場合でも、ハンダはたっぷりと盛り上がっている方が良いです。(※後で説明をします)

 

▼ 1回目、2回目の時は、コンデンサの足は写真の様に曲げましたが、足の曲げ方は色々な曲げ方があります。▼の時はコンデンサを直立させる考えでもって、写真の様に曲げました。
※成功をした3回目の修理では、小型のコンデンサを横に寝かせて付ける方法を選んだので、足の曲げ方は写真とは違う曲げ方にしました。
▼ 小型コンデンサを直立で取り付ける場合には、写真の様になります。
コンデンサの頭を指で押さえてハンダ付けをします。

※そのハンダ付けで今回、分かった事があります=コンデンサを定位置に指で持って行きますが、その前に=2ヵ所あるハンダ盛りを前もって、半田ゴテを当てて=ハンダを溶かしておきます

=するとハンダ盛りは熱を持ったので、コンデンサを端子にセットしてハンダ付けをする場合、ハンダ盛りはすでに熱くなっているので②と ③の端子部分のハンダ付けが行い易くなります

 

※今回、その様な事を始めて知りました。ハンダ盛りは事前に熱くしおくのが良いです

 
▼ コンデンサの小ささから見て、2回目の時のコンデンサ交換です。
※この2回目の時の写真を使って説明をします。

写真の様にコンデンサを取り付けた後=コンデンサの足は③の様に上側に曲げます=ニッパで余分な部分を切る為にです

 
※しかし、足を曲げる時の注意があります。
知っている様に、基板の配線(銅箔(どうはく)部分は、簡単に言うと基板に貼り付けているだけです。なので乱暴にすると基板から銅箔(どうはく)部分がはがれて=もうコンデンサは基板に取り付けられません。)

 

※なのでコンデンサの足を③の様に曲げる場合には、コンデンサの頭=① ② ④を指で押さえて、③の様に曲げます。 指で足を持ち上げられない場合には、ニッパで少し持ち上げて、後は指で曲げます。
 
▼ 1回目と 2回目のコンデンサ交換はしっ場合をしましたが=CD-Rドライブで録音が不安定だったり、エラーが出たので。

その失敗の時には、②の部分のコンデンサは交換をして、③の部分は交換しないで録音テストをしましたが、失敗でした。(※そして今回、3回目で成功をしましたが)

 
▼ 脚の曲げ方の色々です。 ①の部分にブロックコンデンサがあるので=②の様に足を L形に曲げる必要がありました。
 

▼ 2回目の作業での写真です

 

この時は、②の様に全ての表面実装を基板から外しました。
基盤①は、全てのコンデンサを小型コンデンサで代用をしました。

それでもCD-Rドライブは直らなかったので3回目は=新しい表面実装を買い、小型コンデンサも規格に近い物を合わせて=見かけの容積が大きいものにしました

 

▼ 分かりにくいけれども説明します

コンデンサが19個ある内、今まで交換をして取り付けていた小型コンデンサを17個外して、新たな小型コンデンサと、今回は表面実装を8個使いました。

※その前に、コンデンサを取り付ける場合=左上の「新」と書いてある部分の2個のコンデンサは、直立して取り付けなければプレームと干渉をして基板が取り付けられません。 ※後の小型コンデンサは横に寝かせて取り付けてもOKです

▲ 右上にある=青のアンダーラインの数を3回目の今回、改めて交換をしました。(※修理は成功をしたのはすでに説明しています)
16/22はそのままの規格のものを使用。 6/22は、16/22に変更して6個使用。 6/100は、10Vの100の表面実装にして5個使用。 6.3/47は、10/47の表面実装を3個使用。

※3回目の今回、その様にコンデンサの種類を大幅に変えて交換をしたところ、修理は成功をしました

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▼ フロントパネルです

▼ コンデンサは、小型のものが6個使われています。
▼ 基板の一部は、写真の様に=①のソケット部分から②の様に曲げられます。 ※コンデンサ交換でもって、①のソケットから②を外さなくても交換作業は出来ます。
 

オリジナルのメイン基板です

※多層基板ですが、ハンダが普通タイプ? なので基板の表側からコンデンサを抜く事が出来ます。
▼ メイン基板の裏側です。
 
▼ 印の付いているハンダ点での交換作業は注意です。 印の付いているハンダ点のコンデンサは=基板の表側からコンデンサの足をニッパで切り、基板の裏側からピンセットと半田ゴテを使っての=残りの足を基板から抜くという方法を使います。
 
コンデンサの色を見ると分かる様に=コンデンサを交換した後の基板です。
①は=トランジスタをリアパネルに密着させる抑え板です。※リアパネルをトランジスタの放熱板として使っています。
②はコンデンサの横にある=発熱するトランジスタの放熱器がコンデンサに触れない様にする為に=隙間あけのかませ物です。
③の数字から、修理に成功をしたドライブは2005年製のCD-Rドライブです。 
※④のプリーにバンコードが無いのが分かる様に、CDチェンジャーは使えないので、レコーダーだけの個体として使います。

 

修理後、録音は正常です

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ユーチューブでの曲を録音してのテストでは=再生音の傾向は、シンプル、クセが無い、ストレートで味付けの無い音というのが乾燥です。

シンプルイズ=ベスト という言葉がある様に、音のシンプルさはベストです。

※タスカムのCD-RW700についての記事を昔、読みました(その記事を探したけれども見つかりませんでした)。その記事では、RW700は音が厚めに録音されるとあり、再生音を聴くと、その様に厚めに感じました=しかし違和感を感じるほどではなくて、厚めというのが=パワフル館やスケール感の増大として捉える事が出来る範囲の、許容できる音と思いました。
そのRW700の音の傾向は、やはりタスカムのRW750も同じ集めに録音される傾向と思いました。
なので、ソニーのRCD-W500Cの音を聴くと=シンプルイズ、ベストという表現がピッタリと合う感じがします。 パソコンで再生するユーチューブと音とまったく同じに聴こえます。

味付けの無い=あっさりした音と言えば、そうですが、無味無乾燥な音ではなくて、柔らかい音なのだけれども聴いていて安心が出来る音です。 気に入りました。

 
あっさりした音と言えば、ティアックのCD-RW890MK2も 同じ=あっさり系の音です。 CD-RW700の集め傾向の音に慣れていると、聴き始めは少し、あっさりした音なので物足りなさを感じるけれども慣れると=あっさりした音も凄くいいと感じる様になります。

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RCD-W500Cの取説には次の様に書かれています

SBM(スーパービットマッピング)機能を使う

MP3ファイルをシンクロ録音時に(アナログ録音)SBM機能を使うと、量子化ビット数 24ビットのきめ細やかな音質を、劣化させることなく16ビットに変換して録音できます。 これは、本機に搭載されている24ビットのA/Dコンバーターの・・・・・

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その取説によると、W500Cには 24ビットのA/dコンバーターが搭載されているとの事。 24ビットA/Dコンバーターの効果? 24ビットが効果を出している? 音が柔らかく感じる。その傾向はいい傾向に感んじます。