XL-F503 修理(工事中)


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ビクターのCDチェンジーです

今までは分解箇所が分からずに無駄な分解を多くしていました。

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簡単な分解手順を見つけました。参考にしてください。

分解箇所や手順を知っている方が断然に有利です。ストレスが溜まらないので効率的に修理作業に専念できます。

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まだ工事中なので、数日の内にはある程度のまとめ」をしたいと思っています。
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■最初は分解手順を記事にします。 次の様な写真を使います。 しかしまだ作業中なので「まとめる」の中において削除する写真もあります。 また追加する写真もあります。
■初めなので説明はほとんど無いです。

分解手順に使う写真です

▲これは余りにもシリコングリスを付け過ぎです (6台の内、ジャンク品が1台あります。そのジャンク品を使って写真を写しました。)なのでケースを開けた時にシリコングリスが多いのに気が付きました。
シリコングリスを多く付けると、赤矢印で示しているゴムについてベルトがスリップをします。 ゴムベルトがスリップするとトレーが出なかったり、ピックアップレンズが上がらなくなる不具合も発生します。

▼今から外すねじの箇所の説明に入ります

▲ねじを外すのは赤矢印の2本だけです。 その2本以外に色々なねじが見えますが全く外さなくてよいです。 黄色で示すコードはソケットから外しません。 コードはそのままでOKです。 ■外した2本のねじは、外したところのねじ穴に軽く仮止めをしておきます。(※別の作業でフロントパネルを外す場合には、コードに黒の線が入った方が下側になります。)

▲反対側の側面で外すねじは、赤で示す1本だけです。 外したねじは、元のねじ穴に軽く仮止めをしておきます。 ※黄色で示しているFFCケーブルは、この時点では外しません。 本体を裏返した時にソケットから外します。
▼幅の狭いFFCケーブルの外し方の手順です。 写真では分かりずらいですが黄色で示す透明な板があります。 ①透明板の方向を分かり易いように紫色で示すアイマークを付けます。アイマークは一か所でもよいし、2ヶ所OKです。

②ねじを外します。 黄色で示す透明板を外します③ ④FFCケーブルをソケットから外します。 ⑤透明板がなくならない様にまたセットをします。 ⑥透明板をセットしたらねじで軽く仮止めをしておきます。

▲上の写真において、フラットケーブル④ の右側にコードとピックアップレンズにつながるフラットケーブルがありますが、この二つの コードとフラットケーブルは外しません。 そのままの状態でOKです。

電源トランスから伸びるコードの先の、ソケットのロックを外す方法について説明をします。

赤色で示すのがソケットですが、このソケットのロックを外す方法はロックツメを引き上げる形式ですが、電源トランスを外した後にロックツメを引き上げる方が簡単なので、ロックツメを外す前に電源トランスを外します。

ロックのツメは黒いコードの下に隠れているので、この状態では見えません。トランスを外してトランスを前方に少し移動させた時にロックのツメが見えるようになります。

▼ドライバーでもって2本のねじを外します。 ねじはトランスを外した後、ねじ穴に軽く仮止めをしておきます。
▲ トランスは前側に移動をしています。 先の尖ったものを使います。 支点として矢印をした部分は電源トランスが付いているベースの角です。 その角に写真ではピンセットを当てて、尖った先をソケットのロックツメに掛けて上側に少しほど引き上げます。 そうするとロックが外れてコードを抜くことが出来ます。

※余談として、写真の様なフラットケーブルには必ず、片側にマーク線が付いています。 この写真の場合は寸法が短いのでソケット側にアイマークを付けなくて大丈夫ですが、ケーブルが長い場合には、ソケット側にコードのアイマークを必ず付けておきます。 コードの差し間違いを防ぐためです。

▼抜いたコードの先端部分は、ラジオペンチを使って次の様に処理をします。 端子間の間隔は等間隔に揃えます。 曲がっていれば直線に戻します。
▲底の外すねじを説明する写真です。 黄色が示すところのねじはすでに外しているので、下側の3本のねじを外せばリアパネルは本体から外れます。 ※下側 3本のねじは他のねじよりも短いです。 なので間違わない様に直ぐにリアパネルに仮止めをしておきます。
▼説明は前後していますが、リアパネルを外した後は黄色で示す様にねじを仮止めしておきます。 赤で示す箇所に、写真ではねじがありませんが、その赤色の箇所にもねじを仮止めしておく方がよいです。

▲ねじを外す順番はどれでもよいです。ねじを外したら次は本体の裏側のねじを外します

▲赤い丸を除いた11個のねじを外すとスチールの底板が外せます。 ※黒いフロントパネルにある3個のねじは他のよりも短い為に、外したら直ぐにスチールの底板の前側の3つのねじ穴に仮止めをします。間違わないようにする為です。

※赤丸の穴に写真では、ねじは無いですがオークションでゲットすれば色々な人に渡っているので、黄色の丸の中のねじも含めて、有ったり、無かったりをします。

※赤い棒の先にある長穴について説明をします。 この長穴の中には黒い凸が見えます。 電源が入るけれどもトレーが出ない時、その他の不具合でトレーが出ない時、この長穴の中の凸をドライバーの様な棒でもって動かすと、トレーが少し出て来ます。 後は手でトレーを引き出します。 その為の長穴です。

▼スチールの底板のねじを外して、裏返すとこの様に見えます。
赤矢印の箇所にはロックツメがあり、このロックを外すと基板は裏返せます。
▲この様になった時点で、黄色が示す幅の広いフラットケーブルをソケットから簡単に外せます。 ※フラットケーブルをソケットに戻す時に、赤線で示した分部に最初、マジックで線を書いておけば、その線までフラットケーブルを差し込めば良いと分かるので、その線は便利なものになります。
※①他の注意点としては、紫色で示した穴を下の白いベースにある程度、合わしておくとスチールの底板を乗せて、ねじ止めをする時に楽です。 ②グリーン色の矢印で示した箇所の、黒い部分の中側になるけれども、基板を受ける為の凸があります。見れば直ぐに分かります。その部分に基板の先端を合わせると簡単に写真の様に元通りのセット状態になります。

コンデンサの交換が終わり、基板を写真の状態に戻す時、赤い矢印のロックをするのを忘れないようにします。

▲以上の写真説明だけでコンデンサ交換が出来る状態に来ました

フロントパネルを外す必要もないし、ターンテーブルもまったく触らなくて簡単にコンデンサ交換が出来る状態になります

▼この状態まで来れば、コンデンサ交換は楽勝です。 後はコツコツとコンデンサを交換すれば良いだけです。

分解手順が分からない時は、コンデンサ交換作業よりも分解の方が苦痛でした

簡単な分解手順を知れば、コンデンサ交換作業は完全に楽勝です。 コンデンサ交換とはそう言うものです。 コンデンサ交換よりも分解・組み立ての方が苦痛になりやすいです。

▲基板裏の写真の状態から基板を裏返せば、すぐにでもコンデンサ交換が出来ます

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▼追記説明
この状態まで来れば、赤色で示すケーブル類はそのままでもコンデンサ交換は行えます。 また、それらのケーブルを外して作業をするとしても、この状態なのでそのケーブル類は簡単に外せます。

この簡単な手順を見つけるまでに5台のXL-F503の修理をしました。 歯車の位置関係も分かりました

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これでもって、簡単な分解手順をある程度、説明できたと思います。

■ 数日後になりますが、次にはフロントパネルの中の写真をUPしたいと思います。 実は、フロントパネルの中をいじった記憶が無いのです。 それだけフロントパネルの中を見なくても良い修理だったとも言えます。 しかし今回、フロントパネルの中が少し気になったので後日、写真をUPします。
■また、基板上でのコンデンサを交換するのに良いアドバイスがあれば行いたいと思います。
■ターンテーブルの下の構造の写真もupします。 ターンテーブルを回すのはウォームギャを使っています。 普通の平歯車であれば回しても壊れませんが、ウォームギャの場合、無理に回すと歯が完全に壊れてターンテーブルが使えなくなります。その場合には新たなドナーとしてのジャンク品が必要になります。

■なのでターンテーブルは手でもって無理に回さない方が良いです。

ターンテーブルやピンセットの上げ下げに関係する歯車の位置関係を最近、5代目の修理の時にハッキリと覚えたので、次回にその情報もUPします。

今回の記事はここまでとします

基板全体を上から見るとこんな感じです。

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11月26日 写真を追加します

フロントパネル内部の写真です

■ パソコンの中にフロントパネル内部の写真があったので追加をします。
▲ フロントパネルの基板です。 基板の長い方が上側です。 当然に基板の短い方が下側になります。 赤い矢印の部分は可動式の接点です。
コンデンサ交換の時は、写真の状態のままでコンデンサを交換します。
▼ 基板をフロントパネルからまだ外していない状態の写真です。
▼ 右側に見えるヘッドフォン端子の基板にある① と ② のナットは全く外す必要はありません。 ナットはそのままの状態です。
ヘッドフォン端子の部分は赤い矢印が示す箇所にビスを使い固定します。
▼ ①が可動式の接点です。 ②のフラットケーブルは外さないで、基板に付けたままでコンデンサを交換します。 フラットケーブルを外さないのは、再度ソケットに差し込む時の接点不良を避ける為です。
▼ メーター部分の拡大です。
赤い矢印の箇所に小型のコンデンサがあります。 規格は後で正確な数値を記載しますが、6.3/100マイクロファラッドか、 10/100マイクロファラッドです。
このコンデンサを交換したのは、5台の内、2台くらいだったと思います。 可動式の接点とメーターの間に小さな四角のリモコンの受光部があります
■ このCDチェンジーは、リモコンを特に必要としなくても使い勝手が良い機種ですが、リモコンも使う場合、リモコンの反応が悪い場合と、フロントパネルにある操作ボタンの反応が悪いなどの場合を除いて、普通に動作をしているのであればフロントパネル内にあるコンデンサは交換をしなくても良いのではと思っています。
■ 記憶によれば、この小型のコンデンサを交換する場合、基板裏の配線の幅が小さい為に、基板の表側からコンデンサを抜くと、銅箔(どうはく)の配線が基板の表側に引き出されてしまい、基板裏にコンデンサをハンダ付けをする銅箔(どうはく)が無くなって、コンデンサを交換出来なくなるので、基板の表側からコンデンサと基板の間にニッパの刃先を入れて、コンデンサを切り取り、コンデンサの足の残りは基板を裏返しにして、ピンセットと半田ごてを使い、手足に刺さったトゲを抜く感じでコンデンサの足の残りの部分を取り除く方法でコンデンサ交換をする必要があったと思います。

コンデンサの足を切る場合、安全策として、基板裏の銅箔(どうはく)の幅が広い方の足からニッパで先に切ります。

すると、もう片方の足は、比較的基板とコンデンサ間が浮くので切りやすくなります。

その様に書き込んでいる間に、別の方法を考えていました。 パイオニアのコンポ X-SMC5-KのCD/DVDドライブでの小型コンデンサの交換では、やはりニッパは使いますが、コンデンサの足を切るのではなくて、基板とコンデンサの間にニッパの刃先を少し入れて、コンデンサをテコの感じでもって持ち上げて基板から抜く方法を使いました。

このXL-F503 のフロントパネル内のコンデンサ交換では、まだパイオニアのコンポ X-SMC5-K に使った方法を考え付かなかったのでコンデンサを足を切りましたが、もしかするとパイオニアのコンポでの小型コンデンサの基板からの外し方が使えるのかも知れません。
その事は後日、確かめて記事をUPします。
▼白いソケットに使っている赤い矢印は無視をして下さい。

▼ これがパイオニアのコンポでの小型コンデンサの交換方法でした。

▲写真ではかなり分かりにくいですが、紫色の矢印の部分に注目です。
この写真では、コンデンサを基板から引き抜いているけれども、コンデンサの足は切っていません。 写真をよく見ると基板からコンデンサの内部にあった電極が残っています。 つまりコンデンサの足は切っていない事になります。

なのでビクターのXL-F503 のフロント内のコンデンサ交換に、基板から小型コンデンサを外す方法として、パイオニアのコンポに使った手法が使える様に思いました。

ただ気を付けたいのが、パイオニアのコンポでは基板の裏に小型コンデンサを移動させて付けたので、基板の表側には写真の様にコンデンサの足の部分というか電極を残していますが、ビクターのXL-F503 では、基板裏の足の残りを基板の裏から完全に抜かなくてはいけないので、基板の表側に残っている電極は完全に邪魔でもって、残っていれば基板裏の足の残りは基板から抜けません。

なので、パイオニアのコンポでの手法を使ってコンデンサを基板から外しますが、基板表側に残っている出っ張りになる部分は完全にニッパでもって切る必要があります。

■余談ですが、コンデンサを基板から外す時は、色々な手法を組み合わせて基板からコンデンサを外す場合があります。

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後日、続きの記事をUPします。