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ビクターのCDチェンジーです
今までは分解箇所が分からずに無駄な分解を多くしていました。
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簡単な分解手順を見つけました。参考にしてください。
分解箇所や手順を知っている方が断然に有利です。ストレスが溜まらないので効率的に修理作業に専念できます。
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まだ工事中なので、数日の内にはある程度のまとめ」をしたいと思っています。
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■最初は分解手順を記事にします。 次の様な写真を使います。 しかしまだ作業中なので「まとめる」の中において削除する写真もあります。 また追加する写真もあります。
■初めなので説明はほとんど無いです。
分解手順に使う写真です
▲これは余りにもシリコングリスを付け過ぎです (6台の内、ジャンク品が1台あります。そのジャンク品を使って写真を写しました。)なのでケースを開けた時にシリコングリスが多いのに気が付きました。
シリコングリスを多く付けると、赤矢印で示しているゴムについてベルトがスリップをします。 ゴムベルトがスリップするとトレーが出なかったり、ピックアップレンズが上がらなくなる不具合も発生します。
▼今から外すねじの箇所の説明に入ります
▲ねじを外すのは赤矢印の2本だけです。 その2本以外に色々なねじが見えますが全く外さなくてよいです。 黄色で示すコードはソケットから外しません。 コードはそのままでOKです。 ■外した2本のねじは、外したところのねじ穴に軽く仮止めをしておきます。(※別の作業でフロントパネルを外す場合には、コードに黒の線が入った方が下側になります。)
▲反対側の側面で外すねじは、赤で示す1本だけです。 外したねじは、元のねじ穴に軽く仮止めをしておきます。 ※黄色で示しているFFCケーブルは、この時点では外しません。 本体を裏返した時にソケットから外します。
▼幅の狭いFFCケーブルの外し方の手順です。 写真では分かりずらいですが黄色で示す透明な板があります。 ①透明板の方向を分かり易いように紫色で示すアイマークを付けます。アイマークは一か所でもよいし、2ヶ所OKです。
②ねじを外します。 黄色で示す透明板を外します③ ④FFCケーブルをソケットから外します。 ⑤透明板がなくならない様にまたセットをします。 ⑥透明板をセットしたらねじで軽く仮止めをしておきます。
▲上の写真において、フラットケーブル④ の右側にコードとピックアップレンズにつながるフラットケーブルがありますが、この二つの コードとフラットケーブルは外しません。 そのままの状態でOKです。
▼電源トランスから伸びるコードの先の、ソケットのロックを外す方法について説明をします。
赤色で示すのがソケットですが、このソケットのロックを外す方法はロックツメを引き上げる形式ですが、電源トランスを外した後にロックツメを引き上げる方が簡単なので、ロックツメを外す前に電源トランスを外します。
ロックのツメは黒いコードの下に隠れているので、この状態では見えません。トランスを外してトランスを前方に少し移動させた時にロックのツメが見えるようになります。
▼ドライバーでもって2本のねじを外します。 ねじはトランスを外した後、ねじ穴に軽く仮止めをしておきます。
▲ トランスは前側に移動をしています。 先の尖ったものを使います。 支点として矢印をした部分は電源トランスが付いているベースの角です。 その角に写真ではピンセットを当てて、尖った先をソケットのロックツメに掛けて上側に少しほど引き上げます。 そうするとロックが外れてコードを抜くことが出来ます。
※余談として、写真の様なフラットケーブルには必ず、片側にマーク線が付いています。 この写真の場合は寸法が短いのでソケット側にアイマークを付けなくて大丈夫ですが、ケーブルが長い場合には、ソケット側にコードのアイマークを必ず付けておきます。 コードの差し間違いを防ぐためです。
▼抜いたコードの先端部分は、ラジオペンチを使って次の様に処理をします。 端子間の間隔は等間隔に揃えます。 曲がっていれば直線に戻します。
▲底の外すねじを説明する写真です。 黄色が示すところのねじはすでに外しているので、下側の3本のねじを外せばリアパネルは本体から外れます。 ※下側 3本のねじは他のねじよりも短いです。 なので間違わない様に直ぐにリアパネルに仮止めをしておきます。
▼説明は前後していますが、リアパネルを外した後は黄色で示す様にねじを仮止めしておきます。 赤で示す箇所に、写真ではねじがありませんが、その赤色の箇所にもねじを仮止めしておく方がよいです。
▲ねじを外す順番はどれでもよいです。ねじを外したら次は本体の裏側のねじを外します
▲赤い丸を除いた11個のねじを外すとスチールの底板が外せます。 ※黒いフロントパネルにある3個のねじは他のよりも短い為に、外したら直ぐにスチールの底板の前側の3つのねじ穴に仮止めをします。間違わないようにする為です。
※赤丸の穴に写真では、ねじは無いですがオークションでゲットすれば色々な人に渡っているので、黄色の丸の中のねじも含めて、有ったり、無かったりをします。
※赤い棒の先にある長穴について説明をします。 この長穴の中には黒い凸が見えます。 電源が入るけれどもトレーが出ない時、その他の不具合でトレーが出ない時、この長穴の中の凸をドライバーの様な棒でもって動かすと、トレーが少し出て来ます。 後は手でトレーを引き出します。 その為の長穴です。
▼スチールの底板のねじを外して、裏返すとこの様に見えます。
赤矢印の箇所にはロックツメがあり、このロックを外すと基板は裏返せます。
▲この様になった時点で、黄色が示す幅の広いフラットケーブルをソケットから簡単に外せます。 ※フラットケーブルをソケットに戻す時に、赤線で示した分部に最初、マジックで線を書いておけば、その線までフラットケーブルを差し込めば良いと分かるので、その線は便利なものになります。
※①他の注意点としては、紫色で示した穴を下の白いベースにある程度、合わしておくとスチールの底板を乗せて、ねじ止めをする時に楽です。 ②グリーン色の矢印で示した箇所の、黒い部分の中側になるけれども、基板を受ける為の凸があります。見れば直ぐに分かります。その部分に基板の先端を合わせると簡単に写真の様に元通りのセット状態になります。
コンデンサの交換が終わり、基板を写真の状態に戻す時、赤い矢印のロックをするのを忘れないようにします。
▲以上の写真説明だけでコンデンサ交換が出来る状態に来ました
フロントパネルを外す必要もないし、ターンテーブルもまったく触らなくて簡単にコンデンサ交換が出来る状態になります
▼この状態まで来れば、コンデンサ交換は楽勝です。 後はコツコツとコンデンサを交換すれば良いだけです。
分解手順が分からない時は、コンデンサ交換作業よりも分解の方が苦痛でした
簡単な分解手順を知れば、コンデンサ交換作業は完全に楽勝です。 コンデンサ交換とはそう言うものです。 コンデンサ交換よりも分解・組み立ての方が苦痛になりやすいです。
▲基板裏の写真の状態から基板を裏返せば、すぐにでもコンデンサ交換が出来ます
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▼追記説明
この状態まで来れば、赤色で示すケーブル類はそのままでもコンデンサ交換は行えます。 また、それらのケーブルを外して作業をするとしても、この状態なのでそのケーブル類は簡単に外せます。
この簡単な手順を見つけるまでに5台のXL-F503の修理をしました。 歯車の位置関係も分かりました
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これでもって、簡単な分解手順をある程度、説明できたと思います。
■ 数日後になりますが、次にはフロントパネルの中の写真をUPしたいと思います。 実は、フロントパネルの中をいじった記憶が無いのです。 それだけフロントパネルの中を見なくても良い修理だったとも言えます。 しかし今回、フロントパネルの中が少し気になったので後日、写真をUPします。
■また、基板上でのコンデンサを交換するのに良いアドバイスがあれば行いたいと思います。
■ターンテーブルの下の構造の写真もupします。 ターンテーブルを回すのはウォームギャを使っています。 普通の平歯車であれば回しても壊れませんが、ウォームギャの場合、無理に回すと歯が完全に壊れてターンテーブルが使えなくなります。その場合には新たなドナーとしてのジャンク品が必要になります。
■なのでターンテーブルは手でもって無理に回さない方が良いです。
ターンテーブルやピンセットの上げ下げに関係する歯車の位置関係を最近、5代目の修理の時にハッキリと覚えたので、次回にその情報もUPします。
今回の記事はここまでとします
基板全体を上から見るとこんな感じです。