FR-N7FX 修理


工事中とするので説明は簡単にします  時を見て詳しい説明を追加しいきます

※ 写真はFR-N9FXのものでした。
スピーカーへの出力が少し違うようです。                  N7FXが14W  N9FXが19Wのようです。両機の外観はほとんど同じなのでFR-N9FXの写真を使いました。

FR-N7FX と N9FX さらにはN7NX N9NX などは構造が同じなので、修理方法はこのN7FXと同じです

.

このN9FXや N7FXの性能は凄いものです コンポの位置ずけなので軽く見がちですが、スピーカーのドライブ能力は凄いものがあります。 音質も大変聴きやすく長時間使っていても聴き疲れはありません
■■ 工事中なので少し余談として横道に進みます。
■ もらいものですが、テクニクスのスピーカー SB-E100というのがあります。 もらい先で聴くと良い音で鳴っています。 ある時、処分をするとうのでもらいました。
■ SB-E100は1978年頃に発売と「オーディオの足跡」に出ています。 大型のスピーカーです。 ウーハーは30センチもあるので大型です。 中域用はホーン型です。 高域用もホーン型です。 許容入力は150Wもあります。

ついでにサンスイのアンプ AU-α607NRA も、もらいました。

このアンプの製造開始年は1997年です                  しかし製造からすでに25年が経過わしています。
今年、つまり2022年の夏ごろに故障が出ました。 CDを4、5枚再生をするまでは順調に音がでます。 その再生枚数が過ぎるとスピーカーから雑音が出ます。チリチリとかの雑音で気になります。
■ その雑音の原因はすでに分かっています。 コンデンサの劣化が現れたからです。 この雑音はどこの部分のコンデンサの劣化か分かりませんがすでに25年の経過。 電源部の大きなコンデンサの交換は別にしてコンデンサ交換をするべきと分かっているのでいずれコンデンサを交換すると思います。
その時には記事をUPします。

話を流れに戻します

このN7FXや N9FX さらには同じ系列のN7NXなども同じはずですが、コンポでありながらテクニクスのスピーカー SB-E100をドライブする能力を確実に持っているという事です

サンスイのアンプも一緒にもらったので当然に SB-E100をつなぎます。 音を聴くと音は良く出るのですが、低音の存在場所がどうも不明確です。    つまりトーンコントロールを調整しても低音が出過ぎて、曲全体のバランスがいまいち しっくりと来ません。 低音が主張をし過ぎるのです。
■ そこでSB-E100をFR-N9FXにつなぎました。         納得のいく音になりました。 低音は主張し過ぎなくなりました。 なのでボーカル帯域の表現が豊かになり、聴いていてもバランスの取れた音になりました。

低音がいつまでも、私が低音ですとして主張を続けていれば音的なバランスが壊れます

低音が低音ですと主張をして、その主張部分が終わるとすぐに中音、高音に場所を明け渡し、中高音の主張を低音がサポートするのが良いはずです

いつまでも低音が主張を続けているのを聴くのは疲れてくるはずです

バランスの良い音がやはり最高です

調べるとFRシリーズは1998年の誕生となっています。          テクニクスのスピーカーをつないだFR-N9FXの製造年を、リアパネルのシールを見ると2009年とありました。                   すでに12年以上も経過をしています。
さらにコンポの発熱は大きいので天板の上はかなり熱くなります。       当然にコンポ本体の内部にもかなりの熱がたまります。            コンデンサの大敵は熱です。 使用環境の温度が高くなればコンデンサの劣化も早くなります。 テクニクスのコンポや ケンウッドのコンポなども消費電力を低く抑える為と部品からの発熱を抑える傾向にあるとオークションで手に入れたコンポを見るとよく分かりります。

修理 つまりコンデンサ交換をした両機 N7FX N9FXの機能、性能は順調です

修理により、伝える情報も手に入りました。
■ N7FXのジャンク状態はどの様なものだったかは記憶にありません。   CDを再生しなくてもUSBメモリが使えればよいとして入札をしていたので、落札した時にはCDの再生はNGだったかも知れません。
■ N9FXを落札した時の情報が残っていました。 次の様なものです。
動作の状態で、前半に音飛びがありと説明されています。

CDプレーヤー関係でもって、音飛びがする トレーが勝手に出入りをする 再生が途中で止まる  少しでも本体に振動を与えると音飛びがする・・・などの状態はコンデンサの劣化によるものです

電力の不安定が起きているので、モーターの回転が不安定になるので音飛びになります。 また、電力の不足によりマイコンが誤動作を起こしているからトレーの不具合が発生します。 まれにトレーのスイッチ不良もありますが。

■ リモコン付きだからこの落札金額になったと思いますが、修理のコツを覚えた今なら、もっと安いジャンクを狙うと思います。

■分解に行く前に、このFR-系コンポで使うコンデンサの取り外し方の技法の説明を少し行います。

■このコンポでの配線は、カエルのおたまじゃくし の しっぽの様な細い配線だったと思うので、その配線を守る為に使う技法の説明がどうしても必要に思いました。

▼コンデンサ配線の説明に、「おたまじゃくし」の様な配線と説明しますが、下の写真で矢印の部分を見ると分かります

▲コンデンサの足のハンダ点があります(赤い矢印)。そのハンダ点から細い配線が出ています。 その形はカエルの、おたまじゃくし の姿に見えます。 なので、オタマジャクシの配線と呼ぶことにしました。
▲赤い縦線があります。その点もハンダ点ですが、ハンダ点はしっかりした銅箔(どうはく)部分にあります。この様にハンダ点がしっかりした配線を持っていれば基板の表から普通の抜き方でコンデンサを抜き取る事が出来ますが、この写真の様に、FR-N7FX  FR-N9FX を含めた他メーカーの製品でも説明をした「おたまじゃくし配線」が格段に多くなっています。
■なので、コンデンサを基板の表側から普通の抜き方でもって抜くことが出来ません。 もしも「おたまじゃくし配線の時に基板の表側かららコンデンサを抜くと必ず、銅箔(どうはく)部分が基板の表側にコンデンサの足と共に抜かれて、新しいコンデンサを基板にセットしてもハンダ付けをする銅箔(どうはく)部分が無いのでハンダ付けが無理になり、その基板は使えなくなります。

なのでこれから説明をする技法が絶対に必要です

▼図解で説明します
▲図解を見れば直ぐに分かると思います
① から ⑤ でもって、新しいコンデンを基板に取り付ける準備が出来ます。
少しですが、写真を載せます
▼基板を裏側にして、裏側からコンデンの残りの足を抜いています。写真では先が直のピンセットを使っていますが、道具のページで説明している様にピンセットの先が曲がった鷲口(わしぐち)というピンセットが使いやすいです。
▼ピンセットを使って、手足に刺さったトゲを抜く感じです。 トゲが刺されば誰でもが慎重にトゲを抜きます。 だからこの作業は誰でもが出来ます。
■■④番の作業において、片方の足の残りを抜いた後、もう一方の足の残りを抜く時には基板を180度回して作業をすると抜き易いです。 基板裏のハンダ点では「ハの字形」の足になっている為に、片方を抜き終わると基板を180度回転して抜く方が作業がはかどります。(実際に抜いてみると、180度回転さす意味が直ぐに理解できます。)
▼次は⑤の作業です。電気コードの被覆をのけて、残っているハンダを吸い取らせています。 細かな作業なので電気コードにハンダを吸い取らせるのが一番効率がいいです。(その時は電気コードに最初、ペーストに半田ゴテを入れて溶かし、その溶かした部分でもって電気コードにペーストをタップリと染み込ませるのがポイントです。)

上で説明をした技法は、FR-系の修理だけではないですが、このFR-系の修理には絶対必要な技法です

■コンデンを抜くのに、この方法を使わないと FR-系の修理は絶対に失敗をします。 「おたまじゃくし配線」を使っている機器の修理には絶対に必要な技法です。
■   ■   ■      ■   ■   ■
配線の細さを見る為に少し写真を載せます。 その細さ、写真では少し分かりにくいかも知れません。▼ハムメイン基板の一部ですが、配線の細さが凄いです。
基板全体となると「おたまじゃくし配線」が多くあります。コツコツと作業をするだけです。

では少し、分解と説明をしていきます。

※ 写真はどうもN9FX の様ですが違いが分かるのはリアのスピーカー端子くらいで後は、両機の構造はまったく同じなのでN9FXの写真を使って説明をします。

写真での、この状態はすでに、次の部分を外しています。
①MDドライブ  ②メイン基板  ③スピーカー端子につながるパワーアンプ部分 ④ヒートシンク(放熱板) ⑤何かの電源を供給する基板です。

■■ 下の写真はN7NX のものですが、構造が全く同じなので説明に使っていきます
■■ 赤色が示すのが電源基板
■■ 紫色が示すのがパワーアンプの放熱板です。 放熱板に付いている黒いテープは放熱板が共振現象でもって鳴くという現象、つまり音が発生するのを防いでいるので取らないようにします。
■■ メイン基板やCDドライブに電力を供給するアンプと思います。     この基板のヒートシンクがかなり熱くなります。

■■ これがメイン基板です。
■① 紫色が示すコンデンサの頭がマジックで汚れているのは         交換前にはマジックで頭を汚しておきます。 するとどれが交換済で、どれがまだ交換が終わっていないかが分かる為です。
■② 赤の三角が示すヒートシンクの中にはコンデンサが5本あります。    この部分は狭いので指先が入りません。 なのでラジオペンチでコンデンサを基板から抜きます。■■その時、もちろんですが基板裏の抜く足の部分は半田ごででもってハンダを溶かしておく必要があります。
▲上の写真がアルミのヒートシンクに囲まれた中にある5本のコンデンサの足の部分を写した写真です。 紫色で示しているのがコンデンサの足の部分です。その足の部分の銅箔(どうはく)の幅が広いのが分かります。 この幅があれば表側からラジオペンチで挟んでコンデンサを引き抜く事が出来ます。
■■抜く足の部分は半田ごてでもってハンダを溶かしておきます。 ハンダを溶かすのを忘れると、ラジオペンチで抜くのだから銅箔の配線は表側に引き抜かれて、新しいコンデンサの足を留める銅箔が無くなるので修理は不可能になります。
基板裏の配線を見ると表側からの引き抜きに耐えることが出来る幅があります。 といってもラジオペンチで引き抜くので注意が必要です。
■③ グリーン色の丸が付いた基板はスピーカーに出力を送る基板です。    修理において、大きく見えるコンデンサ2本は交換んしていません。      大きいので容量抜けは心配ないと思ったからです。
■④ グリーン色の棒が示すコードを基板から外す時には注意が必要です。   受ける側のソケットの右、左、どちら側にコードに付いている白い印が入るのかをコードをソケットから外す前に、ソケットとコードに合いマークを付けます。 忘れると組み立ての時、非常に不安になります。

.

■ スピーカーに出力を送るパワーアンプです
本体から外した後、ビスが無くならない様にビスを元のビス穴に仮止めしおきます。
グリーン色の棒が示すようにコードのグリーン色側にソケットに差し込む側を示す白い線が付いています。
グリーン色側に白い線が付いています。
この基板はメイン基板などに電力を送る基板です。
コンポが稼働中はこの部分のヒートシンクが異常に熱くなります。 それが正常のようです。
基板裏の配線の幅の大きさは忘れましたが、コンデンサの交換は楽だったような感じがします。

この写真はメイン基板(グリーン色) に スピーカーに出力する基板・大きなヒートシンクが付いている基板(紫色) を組み合わせている状態です。 黄色はスピーカー端子が付く基板です。
■■ コンデサ交換が終わったら、メイン基板とパワーアンプ部分を組み上げた状態でもって、本体に入れ込みます。(組付けます)
黄色い枠の基板はスピーカー端子が付いている基板です。
■■ この基板に付いている白いソケットのロックを外す方法はそれぞれ違いっています。
赤が示すソケットのロックを外すのには、押し込んでロックを外します。
紫色が示すソケットのロックは、ロックを引き上げてロック状態を外します。
①のソケットにはスピーカーへの出力をするアンプからのコードを差し込みます。 この時にコードに付いている白い印が必要になります。
②のソケットにはフロントパネルからのコードが入ります。なのでこのコードを外す時はコードとソケットに合いマークを付けておくことが必要です。

.

①赤が示すソケットへコードを差し込む時の注意点があります。

■■ すべてに部品を本体に組み付けて、いよいよテストになりました。
■■ 再生にCDを使ったのか? 外部入力を使ったのかは忘れましたが    フロントのヘッドフォンからは音が出て、リアのスピーカー端子につないだスピーカーからは音が出ません。

修理が失敗をしたのか? と焦りました

音が出ない原因は、黄色で囲んだ基板についている赤が示すソケットでもって  ソケットへ差し込む、コードの差し込み方が問題を起こしていました。

ロックを外したのが、押し込んで外したので、コードを差し込む時、コードのストレスを与えないで差し込んだ方が良いと思い、ロックを押し込んだ状態にしてコードを差し込みましたが、その事が間違いで音が出ない原因でした

. 

①のソケットでは、ロックを押し込まないでコードを差し込む必要があるようです

■その為には、ソケットへ差し込むコードの先端は、線の間隔を揃え、曲がりがあれば直線に直してソケットへ差し込む必要があります。
■■②の紫色が示すソケットへコードを差し込む時に、ロックを外した状態でもってコードを差し込んだのかは忘れました。 しかし引き上げているロックツメを下げて戻し、ロックが掛かった状態でもってコードを差し込んでも良い気がします。 様子を見て差し込んでください。

.

グリーン色の基板を示します
このグリーン色の基板のコンデンサ交換は止めておいた方がよさそうです。
この基板の裏側はこの様になっています
表にも部品があり、配線があります。 裏側にも配線があります。 その様子からこの基板は多層基板と思いますので、コンデンサの交換は中止にしておいた方が良いと思います。 もしもコンデンサ交換をするとしても最後の最後に計画をした方が良いかもです。
最後の最後という意味は、メイン基板やその他の基板のコンデンサ交換を行い修理は完了とします。 そして使っている内にUSBメモリやCD再生が不能になった時に初めて、このグリーン色の基板のコンデンサ交換を行うか、他のジャンク品を手にいれて、このグリーン色の基板を交換して様子を見るという流れを取っても良いかもです。
※安いジャンク品が手に入り、このグリーン色の基板の考えているコンデンサ交換方法が成功をした場合にはまた記事をUPします。

メイン基板を取り出す方法は少し難しいかもとして

黄色い枠の部分にメイン基板がありますが、最初にメイン基板を外す時はかなり手間取るかもです。 写真はN7NX のものなのか? 赤色が示す部分に基板を止めているグロメットが見えませんが、N7FX や N9FXのメイン基板は取り出しにくかった記憶があります。
■しかし今考えてみると、分解手順が悪かった為に、メイン基板を取り出しにくかったのではと思う様になりました。

というのも、写真の状態からさらに、CDドライブを外しておけば、メイン基板の下部にあるグロメットからメイン基板を外しやすくなると思いました。
N7FX と N9FXを修理した時はメイン基板の取り出しにかなり苦労をした記憶がありますがCDドライブなども外しておけばメイン基板の取り出しは簡単に行えると記事を書いている最中に思う様になりました。

その事も含めて、続きの説明は次回に回すということにします。

2022年10月24日 説明用の写真を写したので記事をUPします

写真はFR-N7NXのものですがフロントパネルの外し方はFR-N7FXと全く同じです。

この写真をUPしたのは、CDに関しての全ての症状に有効でははありませんが音が途切れる、再生の初めは音が飛び、飛びに再生、それからしばらくは連続に再生をする・・・などの症状の時、再生状態が改善される場合があるので記事をUPします。
(しかしこの方法はすでに電解コンデンサの劣化によりエラー表示などが出ている場合には有効ではありません。)
■■この方法の有効性が分かったのは修理をした2台 FR-N7FX と N9FXのCD再生状態が正常になったので有効性が分かりました。
N7FXを落札した時の症状説明の記憶が無いので、落札をした時に少しでもCdが再生をしていたのかはさだかでありません。
N9FXについては落札した時の情報が残っていました。

すでにCD再生には問題があると明記されています。

その様な状態でもってほとんどのコンデンサを交換した後のCDの再生は音飛びも無くなり、CDは正常に再生をする様になりました。 その事はハッキリと記憶しています。

.

N9FXに関しては全てが正常に使えることが分かり、安心をしたのか?    また別の機器の落札や修理でもって、修理をしたN9FXの使用をしばらく放置していました。
そしてある時、ふと、N9FXを使ってみる気分になり電源を入れました。CD以外は全てに正常です。
CDを認識して、再生をするのだけれども音が途切れ、途切れに再生をします。そして3曲目くらいからは正常に再生をして、また終わりごろになると音が途切れ、途切れになるという症状になりました。

原因が分からないのでしばらく放置状態にしました

そしてまたある時、ふと、CDのスピンドルに油を注油する気分になり注油をしました

■■すると不思議に、CDは全曲再生をします。CD-Rも問題なく再生をします。CD-Rを何枚も再生しても何の不具合も発生しません。
考えてみました。すでに12年以上も油なしにモーターが回り続ける方の事の方が不思議です。軸受に油がなくなったのでスピンドル(軸)に大きな抵抗が掛かり、モーターの回転を不安定にしたから音飛びが発生したと考えました。

だったら、コンデンサを同じように交換をしたN7FXの場合はどうなる? との疑問が出て、N7FXのスピンドルにも注油をしました

■■結果はグッド。不思議なことにCDは問題もなく再生をします。 CDや CD-Rを問題もなく何枚でも再生をしました。
■■なので、CDモーターのスピンドルに注油をする事には有効性があると分かりました。
しかし、次の様なエラー表示が出ている場合にはスピンドルへの注油だけでは再生の不具合解消は無理と思います。 なぜならコンデンサの劣化により電力の不足が起きているので、スピンドルへの注油だけでは問題の解決にはならないと思います。
 

.

スピンドルへの注油の方法とフロントパネルの外し方の説明をします

まずはフロントパネルの外し方から説明をします

フロントパネルの上部にある2本のビスを外します。

次に、フロントパネルの下側の2本のビスを外します。

紫色が示している箇所のビス 2本を外します。
※黄色い三角が示している細長い穴の役目を今回、初めて知りました。 今までは気にもしなかった穴です。しかし今回分かりました。後で説明しますが、トレーが出ない時、この穴の中の溝にマイナスドライバーを入れてスライドすると簡単にトレーが出ました。

本体の状態を上に戻します。

そして、フロントパネルの三角表示の部分にマイナスドライバーを差し込み、ロック状態を外します。 パチンかカチッと音がしてパネルが前方に開きます。
手前側と同じ様に、正面から見て右側の三角部分も同じ様にロック状態を外します。 すると簡単にフロントパネルの半分が外れます。

フロントパネルの半分が外れると下の写真の様になります。

この状態から、本体を横倒しにします。
黄色い三角の部分にビスが2本あります。 その2本を外して         フロントパネルの下部の側面、両側にあるロックを外すとフロントパネルが本体から外れます。 その前にアース線の説明が残っていました。
アース線は写真の様な部分にあります。
フロントパネルを外す時には黄色が示すアース線を外します。組付けを戻す時には幅の広い方の上に幅の小さなアース端子を重ね、ビスで本体に固定します。
左のアース線はCDドライブを外す時に外します。
余談として、色々な機器を修理する中でもって、このアース線を固定するビスが不注意によってスカスカに空回りをしてビスの役目をしないものがあります。
その原因の解消には次の様にします。
厳密にはビスとねじ穴には相性があります。 取り外したビスをねじ穴に戻す時、別のねじ穴で使われていたビスの中には、戻したねじ穴では固く、締まりにくいものがまれにあります。それは相性が悪いからです。
機器には色々な種類のビスが使われていますが、タッピングビスが一番多く使われています。

そのタッピングビスの時には次の様にします

ねじ穴にビスをセットします。 普通は直ぐに右回しでビスを締め込みますが ねじ穴にタッピングビスをセットしたら軽くドライバーを左回しにします。 すると、ねじ穴の谷と、ビスの山が合った時には軽いとしたカチッとした音がします。 その音がしたら左回しを止めます。 そして今度は正規の右回しにします。 するとねじ穴の谷とビスの山が合った箇所から噛み合いが始まるのでビスは軽い力で回り、締まって行きます。 カチッと音がした時にはドライバーにも軽い感触が伝わるので左回しを止めるます。 その左回しの止めるタイミングは感触から直ぐに分かります。
その様にしてタッピングビスを締めて行くとねじ穴は壊れません。
上の説明の様にしていて中には硬いビスがあります。 その時には、そのビスはそのねじ穴に使えないと知り、別のねじ穴にビスを使います。
しかし、ねじが多い機種では、何本かはどうしても硬いビスがあります。 その時はその時で強引に締め込むこともあります。

.

上で説明をしたタッピングビスの締め方は基本形でもって、すべて基本形がよいとは言えません。 場合によってはネジ穴にビスをセットしたら直ぐに右回しで締め込んだ方が良い場合もあります。 ケースバイ、ケースでねじの締め方を使い分けたら良いと思います。

フロントパネルを本体から外してこの様な状態にします

■■今、説明をしているのは、簡単な分解方法でもってCDのスピンドルへ注油をする手順を説明をしているところです。
少し角度を変えて、この様に見ます。
次に、矢印を入れて説明をします。
紫色の三角はCDスピンドルの上にあるCDのキャッチクランプです。 このクランプが下がっていると注油の邪魔になるので、消しゴムの様なものでクランプを上に押し上げています。(紫色の棒が消しゴムを示しています)
写真を写すのに手が邪魔になるので、普通は黄色の棒が示す先端に油を少しつけた厚紙を持つ手は写していません。(厚紙は色々な商品の下に付いている台紙の厚紙がよいです。)
黄色の三角はスピンドルがある部分を示しています。 注油はほんの少しです。多くすると飛び散り、ゴムベルトなどに着き、別の問題も出てきます。 油はミシン油を使っています。

N7FX と N9FXはすでにコンデンサを交換していたので電力も回復していて、この注油によってスピンドルへの抵抗が減りモーターの回転が正常になったのでCD再生が正常になったのだと思います

.

今回、初めての新しい発見の報告です。 本体の底にあるこの穴に、こんな役目があるのを初めて知りました。驚くと同時に感心をしました。
黄色の三角の穴の中には、スライドをするミゾがありました。
分かりにくいけれども次の写真です。
マイナスドライバーを溝に差し込み、上にスライドさせるとトレーは少しだけ出てきます。 後は手で引き出します。 マイナスドライバーを差し込む溝を見るのに懐中電灯が必要です。
この細長い穴の中に、こんな仕掛けがあるのを初めて知りました。

豆知識?

MDは必要ない、MDは使わないからとして白くて幅の広いFFCケーブルをソケットから外したままにしておくと、フロントパネルの表示部にあるレベルメーターが振れません。

. 

写真ではMDの再生状態になってレベルメーターも振れていますが、上の説明でもある様に白いFFCケーブルをソケットから抜いたままにすると、すべての入力からのレベル表示が無くなります。

例えばCDを再生してもレベル表示はされません。 ライン入力にしても、テープ入力にしてもレベルの振れは表示されません。 音声の出力やボリューム操作は出来るのですがレベルの強さは表示されません。

※その事が分からなかったので壊したと思い、かなり長い期間、放置状態にしていました。
■   ■   ■      ■   ■   ■

2022年11月10日 記事を追加します。

.

MD 故障と復活(工事中です)

.

11月9日 You tube の曲をMDに録音をしていました。

この曲が気に入り、MD 2枚に続けて録音しました。 液晶表示を見ると確かに録音をしている表示でした。

しかし、2枚録音が終わり、ホットしました。 早速、MDに録音された曲を聴きました。 すると1枚は再生するけれども7曲目からは曲数の7番目を表示するけれども音が出ません。 時々、出る音には雑音が混ざっています。
それではと2枚目のMDを聴きました。 2枚目は完全にNGです。 MDドライブがMDディスクを認識しません。
■考えてみれば、1枚目の録音が終わり、N7FX のMDドライブから取り出した時にMDディスクがかなり熱くなっているのを感じました。 熱くなっているけれども、今まで通りの熱さでした。 普通はここで、2枚目の録音に入る時は、少し時間を空けて、MDドライブの熱が下がってから録音をするのですが、曲が良かった為に、すぐに2枚目のモシディスクをセットして録音に入りました。
■N7FX のディスプレイには録音状態を示していました。 なので安心をして録音を続けました。 しかし録音が終わり、録音状態を確認してガッカリです。 録音がされていませんでした。
■不思議なのは、2枚の中の1枚は、N7FXでは認識しないので再生NGだけれども、他の機種、例えばパナソニックのコンポ SA-PM710SDでは再生が出来るという状態でした。 なので訳が分かりませんでした。

しかし、N7FXは2008年製です。すでに14年も経過しています

.
その14年と言う年数からして、よく、長くMDドライブが活躍していたと感心をするのが妥当だと思う様になりました。
その様な考えになると、話は早くなります。 つまりは

N7NXのMDドライブをN7FXに移植をする事です

■ FR-N7NXは2012年製です。2008年よりも4年後の製品です。 14年経過した製品より10年の方が断然、新しいです。
■ Fr-N7NX は複数台ゲットしているのと、ドナーになるN7NXはCDを認識しないし、コンデンサもまだ交換をしていないので、MDドライブだけ交換をして完ぺきになるN7FXの方を復活させる事を選んだのです。

■ N7NX でもってMDディスクに録音可能なのは知っていました。 しかしコンデンサを交換していないN7NXよりも、フロントパネル内のコンデンサを除いて全てのコンデンサを交換しているN7FXの復活の方が断然いいと考えました。

構造はほとんど同じです

■ ソケットの位置が少し違うとか、コンデンサの位置が少し違うとか、小さな基板が追加されているとかの細かな点を除いて、構造はほとんど同じです。

MDドライブの交換はねじ、4本で取り出し、取り付けが行えます すごく簡単です

■幅の広いFFCケーブルを抜いたり、ソケットに差し込む時には両手で行うのが基本ですが、基板の保持状態が軟弱なので両手でケーブルを抜こうとすると、基板がかなり曲がり、基板の割れが心配になるので、片手で基板を保持して、片手でもってケーブルの両端を交互に少しずつ、1ミリ以下の抜きを交互に、数回行いソケットから抜きます。
■これくらい幅の広いフラットケーブルを片手で、一度で抜くとケーブルに曲がりクセが付いて、ソケットに差し込む時、使えなくなる心配があります。

1ミリ以下の細々した抜きを右端、左端と交互に行い抜きます。

本体から抜き出したそれぞれのMDドライブです。N7NXのものが2012年製。 N7FXのものが2008年製です。

MDドライブを交換した後のテストです。 曲数も表示されます。

▲上も再生テストです。 レベルメーターも振れています。 カウンターも進んでいます。
.▼下の写真が取り出した時のものです。 フロントの左角に極小さなバネがあります。バネは中の方に伸びています。 黒いマウントのねじは別にして、小さなねじ 3個でケースの上下を止めています。
.
.ドライブのケースを開けるのは後ろ側からです。 ドライブの前側からは開きません。
▲使う穴としている所のねじを2本外すと写真がの様に上側のケースを持ち上げて開くことが出来ます。
▼ケースを開くと基板がこの様に見えます。
▲紫色で示している小さなビスには注意です。 皿ねじになっています。 精密ドライバーセットの中の一番小さいドライバーを使います。
▲ねじのの頭に掘られているドライバーの先との嚙み合わせ部分の溝は小さくて、ねじを回す時に数回? でも失敗をすると頭の溝の形が崩れる為に もうそのねじを外す事が出来なくなります。
▲なので精密ドライバーとラジオペンチを使います。 ①ねじの頭に精密ドライバーをセットします。そのセットの仕方はドライバーの頭を強くねじに押し付けたままにします。 その様な状態のままでドライバーの挟みやすい場所をラジオペンチで強く挟みます。 その挟み込んだままの状態でラジオペンチをねじを解く方向、つまり左周りに慎重に回してねじを外します。 最初の少しだけ回ると後はラジオペンチを外して回します。固いのは最初の少しだけで後は軽く回ります。 ねじの頭の溝を潰さない事がすごく重要です。
▲前側のフレームの強度は弱く、簡単にフレームが曲がります。 なので基板をフレームにねじ止めをする時、ねじ穴を合わすのにフレームを指で押したり、引いたりしてねじとネジ穴を合わせます。そしてねじ止めをします。
▲▲白いソケットのロックは両端のツメを前側に引いてロックを外すタイプです。指先の手加減が大切です。 慎重にロックを外さないとツメを壊します。
.
▼基板の裏側には表面実装のコンデンサが4個あります。 10/100 が1個  4/47 が3個あります。 このコンデンサを交換するのには基板にある配線の何本かは半田ごてでもって外す必要があるかも知れません。(■その無内にコンデンサを交換すると思うので、その時の様子をUPします。)
▲ コンデンサ 4/47マイクロファラッドのコンデンサは非常に小さいです。なので10年以上も経過すれば容量抜けが起きても当然かもです。

本体のコンデンサ交換も重要ですが、MDドライブのこの4個のコンデンサ交換でもってMDドライブの不調が直るのではと考えています。(交換した後に記事をUPします。)

.

MDドライブの後ろを見るとコンデンサが少し見えます。

▲コンデンサの上側方向のスペースが狭い為に、小型コンデンサを使う場合には高さに注意です。 コンデンサの高さが高いと基板が取り付けられません。
コンデンサが4個なのでコンデンサの交換は比較的楽かもです。 オンキョーのMDデッキ MD-105 などに使われている内部のコンデンサ数は10個以上あったかもです。 MD-105 をいじり過ぎて3台壊してしまいました。 その数に比べると4個だから楽勝かも知れません。

▲基板の穴とフレームのねじ穴の合わせは、フレームの強度が弱いので指先で押したり、引いたりすると簡単に穴合わせが出来ます。

▲MDドライブの組み立ての時、赤の矢印が示す所のバネのセットを忘れない様にします。
▲使う穴としているのはドライブの上下のケースを止めるねじ穴です。
.
上下のケースを組み付けた後、写真の様に下の箱に落とし込みます。 組付けに順序があります。 ①前側から先に下の箱に合わせる(嚙み合わせのツメを使い下の箱に合体をする。)
その後に、後ろ側を写真の様に下の箱に落とし込む。 なので考えると、黒いプラスチックのベース部品は除いて、スチールの部品は3分割で組みたてられると考えてもよいかもです。
※▲上のFFCケーブルはまだ修理前なので外しています。 MDドライブの完全修理の時には、赤い矢印の部分からFFCケーブルが出ています。
▲上の写真の後には、▼下の様な形になります。 

次の写真のUPはプロントパネル内部にあるコンデンサの写真を予定しています

.

2022年11月11日 追加 MDドライブの修理模索

.

.

MDへの興味は周期的にやって来ます 普段はCDチェンジー、コンポに興味が出ています

今回のMD修理も周期的にやって来る好奇心の中の一つです

先の投稿でもって、FR-N7FXのMDが不調になったのでN7NXのMDドライブをN7FXに移植をしてMDドライブの修理は成功したと伝えました。
■しかし移植によって取り外されたままになっているN7FXのMDドライブの修理、つまりコンデンサ交換を行う事にしました。
■11月10日にコンデンサ交換を行ってみました。 結果は成功なのか? 失敗なのかの判断が出来ませんでした。 再生は可能でしたが、ブランクディスクを認識しないで、入れても排出して来ます。 なのでメカ的なトラブルの調べと、コンデンサの取り付け方法の変更を行う為に再度、MDドライブの修理を予定しています。
■■11月10日の修理の様子をUPします。
/
▲上はN7FXのMDドライブです。 紫色が示している穴は、本体に組み付ける時、フロントパネルにある凸と合わせる様にしている穴です。 本体の組付け時はフロントパネルをよく見て、パネル側の凸にその穴を合わせます。

▲上の赤い矢印で示しているビスを覚えておきます。 ビスの直ぐ上にある穴は使いません。 ただ穴があるだけです。

赤い上側の矢印の箇所には細かなバネがあります。 ドライブを組み立てる時、忘れない様にします。 忘れるとまた分解が必要です。 ■■組み立ての時のポイントがあります。 裁縫の糸を使います。 糸の先に輪っかを作り、バネに付けて、取り付けるフレームの外に出しておきます。写真では前面に大きく開いた開口部からその糸を出しておきます。 そうする事でバネを簡単に赤い矢印部分にセットが出来ます。

.

▼ドライブの基板を見てみます。
▲紫色の矢印はピックアップレンズ部分から来るフラットケーブルが差し込まれるソケットです。 今回のコンデンサ交換では、このフラットケーブルだけ外して作業が出来ました。 赤色で示したコード類はハンダを溶かしての外す作業をしないでOKでした。 この赤が示す箇所のコードは全く外さないでOKでした。
▲赤が示す2か所のコードを伸ばす為の説明があります。▼
▲上の赤い部分のコードの余分な余りは、矢印が示す穴に押し込まれています。 しかしコンデンサ交換作業においては、その穴から余分なコードを引き出して、丸い穴に送り込みます。そうする事で、後で説明をする基板の移動が行え易くなります。
▲斜め左下の赤い矢印のコード類も同じです。基板を後方に移動をする為に、基板の下に隠されている余り部分のコードをフックから外して、伸ばせる様にしておきます。 その様に2か所のコードを長く伸ばせる様にして次の作業に向かいます。
.
▼基板のコードを伸ばせる様にした事で、基板はこの様に後方に移動さすことが出来ます。
■基板がこれくらい本体より張り出るとコンデンサ交換が行えます。
▼1個目のコンデンサを基板から外します。
▼1個目が外れました。
▼2個目を外す準備です。
▲4/47のコンデンサを外す時は、周りに極小さなチップコンデンサがあるので、半田ごての当て方には注意をします。
▼2個目が外れました。
▼3個目を外す準備です。
▼3個目が外れました。
■4個目も同じ様にして外します。

▼ドライブのメカ部分を見てみます。

▲一番上に基板が見えます。 その基板の下側にコンデンサが見えます。コンデンサの位置は赤丸で示した箇所に収まります。 そのコンデンサの直ぐ近くをメカが手前に向かって移動する事によってディスクが再生されます。
■なのでコンデンサが収まる場所は極小さなスペースになります。 なので新しいコンデンサを入れるスペースも限られて、スペース的な問題からコンデンサの取り付け方法をよく考える必要があります。
.
■■そこで考えました。 まあ、実験的なコンデンサ交換になったと思います。 別の基板の配線を利用して、コンデンサを取り付けるという方法を考えてみました。 しかしその結果はまだ良く分かりません。 というのも、ディスクの録音状態にも関係するのかも知れませんが、再生音に軽めの雑音が入る場合があるからです。 ブランクディスクを認識しない問題はメカ的な問題の様な感じがします。 そのメカ的問題は別の時に調べてみようと思います。
▼この様に別の基板の配線を利用しました。
別の基板のコード部分だけを利用します。 小型のコンデンサの右側は普通タイプのコンデンサ。 赤い矢印の左側はオーディオ用コンデンサです。 両方とも耐圧と容量は同じですが、最終的にはオーディオ用を使いました。
▼表面実装のコンデンサは10ボルト耐圧の47マイクロファラッドです。 オリジナルは4ボルトの47マイクロファラッドです。
▲紫色で示したコードはシールト線の様です。 雑音混入防止には有利です。
▲結果的にはこの様な形になりました。 新しいコードがメカの動きに干渉しない様にホットガンでコードを固定しています。
■■手持ちの中に4/47 か 6/47 の表面実装があれば、この様な細工をしなくて良いのですが手持ちが無かった為に実験的に行ってみました。
.
ドライブにケースを取り付けて完成です。
▲赤で示す裁縫用の糸の先に輪っかを作り、中にある細いバネの先端に輪っかを通して写真ではの様に大きな開口部から出しておけば、バネの先端をフレームに簡単にセットできます。
▲紫色で示すビスはフロントパネルに固定をするビスですが、ほかのビスよりも若干長いです。 注意が必要です。 その若干長いビスをドライブ後方にあるビス穴に使うと、ビス穴=ねじ穴がプラスチックの為に長めのビスなので、なかなか締まらないとして、更に、さらにビスを締め込んで行くとプラスチックのねじ穴が割れる危険があります。
■その様に長めのビスには注意と書きましたが、N7FXでもってMDドライブを本体に取り付ける時、ドライブ後方のビスを締め付ける時、右、左共にパキッ・・という音が2回しました。 だとするとその時、プラスチックのネジ穴がもしかすると割れたのかも知れません。
■■なので本体からMDドライブを外した時には、この長めのビスをMDドライブの紫色で示した所のビス穴に軽く、仮止めをしておく方がよいと思います。
.

MDドライブを本体に戻してテストをしました

■テストをすると前に書いた様にMDの再生音に軽く雑音が出ている事に気が付きました。 原因が分からないし、ブランクディスクは認識しないで排出してしまうので、またMDドライブを分解して写真ではの様にテストをしました。
ドライブにケースが無いと雑音が少し増えるようです。 ケースが無いと雑音が入り易いのかも知れません。 このテストの時点ではブランクディスクを認識しないし、排出される原因は分かりませんでした。
なので別の日にでも、もう一度MDドライブを分解して、コンデンサをケースの中に入れる様にして再度、テストをするつもりです。
■■この様に、コンデンサ交換、不具合によっての再度の分解と組付けなどで作業時間は軽く、4時間を超えてしまいました。 コンデンサ交換は面白いですが時間の掛かる作業です。
■この続きの作業結果と再生テストの結果は後日行います。

11月12日 追加記事

今回、故障をしたN7FXのMDドライブの修理を試みましたが結果はまだ出ていません。考えるにMDが故障をした時はドナーからの移植が一番簡単と分かりました

.

過去に修理をしたボーズのMDデッキを少し紹介します

.

■2台修理しました。 修理内容はコンデンサ交換にベルトの交換です。
■電気製品はやはり使い続けていないとどこかに又、不具合が発生するようです。この2台を修理した時には両方共に録音が可能でした。 十数か月後に録音を試みたところ、録音状態は示しますが再生すると途中で止まります。 2台共に同じ症状でした。 両機ともに再生は可能です。

ボーズのコンポ、SSS-1 MC もそうですが、このMDデッキの背面にはメイン・パワースイッチというものがあります。OFFにすると電源が完全に遮断されます。 考えるに、他製品とのリモコン操作での誤動作を防ぐ為に設けられているのか? それとも、このスイッチがON状態でもって全面パネルの電源ボタンをOFFにしても本体内部にはかなりの電気が流れている様です。

ボーズのこのMDデッキもそうですが、SSS-1 MC などは全面パネルにスタンバイランプ状態になっていてもケースの上を触ると、電源ON状態に近い程の熱い熱を感じます。という事は今どきの省エネ・スタンバイ状態などの数ワット、あるいはコンマ・数ワットなどの省電力状態にならずにかなりのワット数が本体に流れている事になります。

■なので、これらのボーズの機器の上に、電源をOFFにしたからといって物を置いたりするとその待機状態での発熱が多い為に機器にかなりのダメージが起きます。ボーズの機器においては、そのスタンバイ状態の状況にも注意が必要です。
■■スタンバイ状態にも注意が必要なのですが、それでは背面のメイン・パワースイッチをOFFにすればスタンバイ状態の発熱は無くなるのですが、長期間、背面のメインパワースイッチを切っていると別の問題も発生します。
その別の問題の話をすると、この様な状態が発生する場合があります。 SSS-1 MC のスタンバイ状態でもかなりの発熱があります。 なので背面のメインパワースイッチをかなり長い期間、OFFにしていると本体内部のコンデンサが自己放電によって蓄積容量が減るのだと思いますが、使い始めの時に、一時的にこの様な症状が出ます。▶前面パネルの電源スイッチをONにします。▶表示に少しデモが流れます。 ボーズとか、サウンド・・とかの文字が少し流れます。▶そして最初はCDをセットしていればCDの曲数などを表示します。▶そしてCDを再生状態しますが、その最初はエラー表示になります。▶驚いて再生ボタンを再度押すとCDが再生を始めますが、背面のメインパワースイッチのOFFが長期間の場合には、CDの再生が数分、あるいは十数分ほどエラー表示の為に再生が出来ない状態が発生します。 ■なのでSSS-1 MC を長期間使わないとしても時々、使うか・・、発熱はありますが背面のメインパワースイッチをしばらくONにしておく事が大事です。 その様にすればCDの再生も最初から出来ます。最初の1回はエラーが出ても再度再生を押すと直ぐにCDは再生を始めます。

ボーズの電源にはこの様な特徴があるので知っておく必要があります

.

両機のメカは同じです▼

▲このMDメカはかなりの大き目です。 オンキョーやパナソニックなどのメカと違いメカにスチールのケースは無いです。 しかし雑音などは全く混入しません。 ボーズのこのMDメカの下側にも表面実装のコンデンサが割と多い本数あります。
■この両機の情報を調べると、2000年頃の製品と出ます。 価格は6万9000円台。かなりの高級機だったようです。

それがオークションでは数千円で手に入り、コンデン代でも数千円で買えます。合わせても1万円を超えるか? 超えないか? の金額で手に入るのですから オークションはやはり楽しいところです

.

余談的な話

オンキョーのコンポ、FR-系を使う時には冷却用としていつもUSBファンを使っています。 ボーズのコンポ SSS-1 MCを使う時にも必ずUSBファンを使います。

FR-系も発熱が多いです。 ボーズのSSS-1MCもかなりの発熱を出します。 CD再生でも、MD再生でも、再生が終わり取り出した時の熱さには少し驚きます。 驚くと同時に機器の本体内部の温度にも心配が少し気になり始めます。

■なので発熱の多い機種ではいつもUSBファンを使い、冷却をしながら使っています。 思い出しました。 CDレコーダーでもって録音をする時もUSBファンを必ず使っています。 CDレコーダーも録音時の発熱は多くて、本体もですが録音が終わり、ディスクを取り出すとかなり熱くなっているのでいつも冷却をしながらの録音をする為にUSBファンを使っています。
■CDレコーダーはレーザーでもってディスクに信号を書き込む為にディスクが高い温度になる事は理解していますが、それでも機器本体の温度が熱くなる事への心配はあるのでUSBファンを使うことにしたのです。
▼この様にして使っています。
▲風送りとして使う場合と
▼熱を排出する方法として使う場合の2種類の方法で使っています。
.
■今日の書き込みはここで終わります。